今年度の小金井小国語部の研究テーマ

 今年度の研究テーマは、

ことばで豊かに学ぶ子の育成

ー対話的に文学的文章の作品世界をひらいていく姿に注目してー

としました。

昨年度までの3年間は、批判的思考を働かせて説明的文章を読む姿に着目して

研究を進めてきました。そこでは、教師の適切な児童の思考のみとりによって、学習者同士の紡ぐ・解す学びを生む仕掛けが可能になることや、筆者を意識した読みによって批判的態度を醸成できることが成果として挙げられています。ともに学ぶ学習者、あるいは筆者という人物とのあいだでことばの学びがうまれていったことは、重要な成果だと考えています。

ところで2022年11月に公開された対話型AI「Chat GPT」は、瞬く間に利用者を広げています。このことはAIの急速な進化を印象付け、いわゆるシンギュラリティ(技術的特異点)も現実味を帯びてきています。

しかし、(ここで詳細を述べることは難しいですが)AIと人間では、ことばの生成原理は同じではないでしょう。人間のことばは、どのように生成されているのでしょうか。

今年度は、そんなことを入り口にして、研究を進めていくのに、ちょうどよい時期だと考えています。先日の校内研では、もうちょっと先まで教科理論として校内で提案しましたが、まだまだ不十分な理論です。部内の授業を通して、さらに考えていきたいです。

(文責:小野田)

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